[補説]「野坂」姓の人物
野坂昭如 (のさかあきゆき)
野坂参三 (のさかさんぞう)
姓氏の一。
のさかあきゆき【野坂昭如】
[1930〜2015]小説家。神奈川の生まれ。コント作家、CMソング作詞家を経て本格的執筆活動に入る。自らを「焼け跡闇市派」と呼び、戯作風の饒舌体 (じょうぜつたい) で戦争の悲惨さや人間の内面を描く。「アメリカひじき」「火垂 (ほた) るの墓」で直木賞受賞。他に「エロ事師たち」「同心円」など。
のさかさんぞう【野坂参三】
[1892〜1993]社会運動家・政治家。山口の生まれ。衆議院議員、参議院議員、共産党中央委員会議長。大正11年(1922)日本共産党創立時に入党。昭和6年(1931)第三インターナショナルへ派遣され、ソ連・中国などで活動。第二次大戦後に帰国し、党中央委員会議長を経て名誉議長となるが、平成4年(1992)党を除名された。