《quantum bit/qubit》量子コンピューターで扱われる情報の最小単位。従来のコンピューターで扱われるビットは、情報の最小単位を0か1だけで表したが、量子ビットでは、0と1のほか、0と1とを重ね合わせた状態も表すことができる。たとえば4ビットの場合、一度に表せる状態は二進数で1101のように一通りだけなのに対し、4量子ビットの場合、0000から1111までの十六通りを量子力学的に重ね合わせの状態にあるものとして同時に表すことができる。そのため一つの値を逐一計算するのではなく、すべての値を同時に(並列的に)計算することが可能になり、従来のコンピューターとは比較にならないほど高速な並列計算が実現できる。量子ビットのふるまいを物理的に具体化するものとして、電子のスピンや光の偏光が有力視されている。キュービット。キュビット。クビット。
出典:gooニュース
世界最大級256量子ビット…富士通・理研が開発、「超電導量子コンピューター」を実現した技術
3次元接続構造技術を用いて演算機能の中心を担う量子ビットチップを64量子ビットから256量子ビットに大規模化し、計算能力を飛躍的に高めた。 3次元接続構造技術は4量子ビットで構成する単位セルを並べることで、量子ビットの設計やレイアウト変更をせずに、量子ビット数を容易に大規模化できる構造が特徴。今回、これを実証した。
世界最大級「256量子ビット」量子コンピューターを発表 理研・富士通
理化学研究所と富士通は22日、世界最大級となる「256量子ビット」の量子コンピューターを発表しました。従来のコンピューターは0か1かで状態を表す「ビット」で構成されていますが量子コンピューターにおける「量子ビット」は0でも1でもありうるという素粒子の不思議な性質を利用して、より多くの状態を表します。
富士通と理研、256量子ビットの超伝導量子コンピュータを開発 春から提供
富士通と理化学研究所は4月22日、256量子ビットの超伝導量子コンピュータを開発したと発表した。新たな高密度実装技術により、2023年に開発した64量子ビットマシンから4倍の量子ビット数を実現したという。2025年度第1四半期中に企業や研究機関に向け提供を始める。 量子ビットの数は海外と比べても世界最大級という。
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