きんゆうぎょう【金融業】
銀行、信用金庫、保険会社、証券会社など、貨幣の信用取引を行う業務。広義には貸金業も含めていうことがある。
きんゆうきょうこう【金融恐慌】
天災・内乱、景気の悪化などで、企業を結ぶ貸借の決済が不可能となり、信用関係が急激に崩壊して、預金の取り付け、銀行の支払停止および連鎖倒産などで、金融界全般に混乱が起こること。日本では、昭和2年(1927)の恐慌をさす。
きんゆうぎょうせい【金融行政】
国の金融当局が行う政務。日本では金融庁が担当。規制や監督・検査、行政処分等を通じて金融システムの安定・利用者保護・公正な市場の確保などの課題に取り組む。
きんゆうきんきゅうそちれい【金融緊急措置令】
昭和21年(1946)2月、敗戦後の急激なインフレーション抑制のために行われた預金封鎖・新円切り替えなどの措置。
きんゆうけいざい【金融経済】
⇒資産経済
きんゆうけんさかん【金融検査官】
大蔵省銀行局または財務局に所属し、金融機関の業務、財産の状況について検査などを行った職員。→金融証券検査官
きんゆうこうがく【金融工学】
金融市場で資金を運用する際に生じるリスクを、数学・統計学・経済学・情報技術などの手法で分析・管理し、効率よく利益を上げる方法を追求したり、新しい金融商品を開発したりする学問およびその技術。1970年代から米国の金融市場で積極的に取り入れられ、新たなデリバティブの開発が次々に行われた。 [補説]2007年の米国サブプライムローン問題を発端に深刻化した世界金融危機は、金融工学を駆使した証券化商品の破綻が原因とする見方があり、金融工学のあり方が問われている。
きんゆうこうこ【金融公庫】
政府が出資して設立した金融機関。中小企業金融公庫・農林漁業金融公庫・国民生活金融公庫・沖縄振興開発金融公庫などは平成20年(2008)の政府系金融機関改革によって株式会社日本政策金融公庫に統合された。→政府金融機関
きんゆうコングロマリット【金融コングロマリット】
銀行・証券会社・保険会社などが統合した金融複合企業。競争力を強め、収益を高めるのがねらい。
きんゆうサービスきこう【金融サービス機構】
⇒エフ‐エス‐エー(FSA)