1. 火薬爆発に伴うガス圧によって弾丸発射する金属製の火器。ふつう小銃をいう。古くは大砲をも称した。

  1. 《形が1に似ているところから》据え風呂の下部や隅に取り付け火をたくようにした鉄製または銅製の筒状の釜 (かま) 。

  1. 相撲で、両手または片手に力をこめて、相手のからだをつきとばすもの。柱に手を打ち付けてその稽古をすることにもいう。

  1. 狐拳 (きつねけん) (藤八拳)の手の一。こぶしを固めて左腕を前方に突き出し、鉄砲1を撃つまねをして猟師を表すもの。

  1. 《毒にあたると死ぬところから》フグ俗称

  1. 鉄砲巻き」の略。

  1. 牛や豚の直腸。主に焼き肉にして食し、やや歯ごたえがある。

  1. 劇場で、1階中央の席。椅子席でなかった時代には、最も見やすく出入りに便利な席とされた。劇場縁故をもつ観客のために急にずどんと席をとることがあったところからという。

  1. 鉄砲見世」の略。

    1. 「大町六十幾軒に五十軒の河岸見世、—に至るまで」〈洒・志羅川夜船〉

  1. 10 ほら。大言。また、うそつき。

    1. 「いやいや、飛八さんの話はいつも—だて」〈滑・浮世風呂・四〉

出典:青空文庫

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2023年11月