こうしんとうかく【鉤心闘角】
高い
建物がいくつも並んでそびえ立ち、
密集しているさま。また、それぞれが智略をふるって争うことのたとえ。
- 注記
- 「鉤心」は、車軸。転じて、屋根の中心が集まるところ。「闘角」は、角つのを闘わせること。転じて、とがった屋根の軒先が入り交じって、まるで動物が角を突き合わせて闘っているように見えること。かぎの形をした屋根が集中し、屋根の軒先が接していて、角を突き合わせて闘っているように見えるという意から。
- 表記
- 「鉤」は「勾」、「闘」は「鬥」とも書く。
- 出典
- 杜牧とぼく「阿房宮賦あぼうきゅうのふ」