ぎんこうか【銀行家】
銀行業を営む者。銀行の経営者。
ぎんこうかぶしきほゆうせいげんほう【銀行株式保有制限法】
《「銀行等の株式等の保有の制限等に関する法律」の略称》銀行等の金融機関による持ち合い株式等の保有制限と、銀行等保有株式取得機構の設立について定めた法律。同機構は、持ち合い株式等の処分の円滑化を図る目的で設立され、銀行等からこれら株式等を買い取り、管理・処分する役割がある。平成14年(2002)施行。
ぎんこうかんとりひき【銀行間取引】
⇒インターバンク
ぎんこうかんとりひきしじょう【銀行間取引市場】
銀行などの金融機関が、日々の短期的な資金の過不足を調整するために、相互に短期資金や外国為替の取引を行う市場。インターバンク市場。
ぎんこうきょうこう【銀行恐慌】
経済危機などにより、預金引き出し請求が銀行に殺到し、支払いの停止や銀行の破産が続出する状態。→金融恐慌
ぎんこうけん【銀行券】
中央銀行が発行する紙幣。今日の代表的な現金通貨で、公私一切の取引に無制限に通用する。日本では日本銀行が発行している。金本位制下では、銀行が振り出す一種の約束手形で、金などと兌換 (だかん) できたが、現在では、国家により完全法貨として強制通用力を付与された不換紙幣となっている。銀行紙幣。→日本銀行券
ぎんこうけんルール【銀行券ルール】
日銀が引き受ける長期国債の総額を日本銀行券の流通残高以下に収めるという政策目標。日銀が自主的に設定している。 [補説]日銀の貸借対照表上では、国債の引き受け額は資産に、銀行券の発行残高は負債に計上される。日銀は金融調節の手段の一つとして、金融機関から国債を買い上げることで資金を供給するが、これは、日銀が国債の最終的な引き受け手になることを意味する。国債の引き受け額に上限を設定することで、国の債務である国債を無制限に肩代わりすることなく、本来の金融調整機能を発揮することができる。
ぎんこうこぎって【銀行小切手】
1 銀行預金者が自己の預金から一定金額の支払いをその銀行に委託するための有価証券。 2 日銀小切手に対して、普通銀行の発行する小切手。
ぎんこうしゅぎ【銀行主義】
1830〜40年代に英国で唱えられた、通貨論争における主張の一。銀行券は、正貨準備にかかわりなく銀行の自由裁量で発行しても、兌換 (だかん) が維持されるかぎり、物価は騰貴しないという説。→通貨主義
ぎんこうじゅんびきん【銀行準備金】
市中銀行が預金の支払いに備えて保有している資金。支払準備金。