出典:gooニュース
「きれいな銅鏡に感動」 奈良・富雄丸山古墳の公開に2200人
その後、木棺から3枚の銅鏡や髪に挿す竪櫛(たてぐし)が新たに見つかり、女性が埋葬された可能性も出ている。 来場者の長い列ができ、雨よけがついた屋外の発掘現場は混雑を避けるためにおよそ20人ずつ入場。銅鏡を双眼鏡で確認したり、写真撮影したりする姿が見られた。
奈良・富雄丸山古墳で銅鏡3枚 三角縁鏡か、木棺の構造判明
国内最大の蛇行剣と盾形銅鏡が出土した奈良市の富雄丸山古墳(4世紀後半、円墳)で、造り出し部の未盗掘の割竹形木棺から、銅鏡3枚が重なって見つかり、市教育委員会が13日、発表した。鏡はひび割れがあるが保存状態はよく、うち1枚は三角縁神獣鏡の可能性が高いという。木棺は全長約5.6mで、内部を3区画に分けていたことも分かり、市教委は「木棺の構造、造り方が分かる一級史料」としている。
木棺内部から銅鏡とくし出土=被葬者は女性か―富雄丸山古墳・奈良
周辺では、2メートル超の「蛇行剣」や盾形銅鏡も見つかっている。 木棺内部は2枚の仕切り板で三つの空間に分かれ、中央部の「主室」の底面全体には「水銀朱」と呼ばれる赤い顔料が広がり、被葬者の頭があったとみられる部分が特に赤く染められていた。 被葬者の足元側の「副室」からは、青銅鏡3枚が重なって見つかった。3枚とも鏡面が上に向いており、さびは極めて少なく保存状況は良好。
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