銜える/啣える/咥える(くわえる)
の例文・使い方・用例・文例(2)
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・・・ 衝と銜えると、大概は山へ飛ぶから間違はないのだが、怪我に屋根へ落すと、草葺が多いから過失をしでかすことがある。樹島は心得て吹消した。線香の煙の中へ、色を淡く分けてスッと蝋燭の香が立つと、かあかあと堪らなそうに鳴立てる。羽音もきこえて、・・・
泉鏡花
「夫人利生記」
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・・・「糸塚さんへ置いて行きます、あとで気をつけて下さいましよ、烏が火を銜えるといいますから。」 お米も、式台へもうかかった。「へい、もう、刻限で、危気はござりましねえ、嘴太烏も、嘴細烏も、千羽ヶ淵の森へ行んで寝ました。」 大城下・・・
泉鏡花
「縷紅新草」
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