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辞書
1 (長唄)江戸歌舞伎の伴奏曲として発達した三味線音楽。享保(1716〜1736)ごろまでに2の影響を受けて確立。豊後節 (ぶんごぶし) 系統の浄瑠璃や大薩摩節などを取り入れて多様な音楽となり、文政(1818〜1830)ごろには劇場と離れた鑑賞本位のお座敷長唄も生まれ、明治以後広く普及。江戸長唄。
2 (長歌)地歌の一種で、組歌の次に創始された古典的な三味線歌曲。小編歌曲を組み合わせた組歌に対し、一つのまとまった内容の歌詞をもつ歌曲。元禄(1688〜1704)ごろに上方に現れた。長歌物。上方長歌。
3 「ちょうか(長歌)1」に同じ。⇔短歌 (みじかうた) 。
出典:デジタル大辞泉(小学館)
ながうたもの【長歌物】
「長歌 (ながうた) 2」に同じ。
出典:青空文庫
・・・りも名を取っている。長唄も柳橋では指折りだそうだ。そのほか発句も・・・ 芥川竜之介「一夕話」
・・・た姉のお絹が、来月は長唄のお浚いがあるから、今度は自分にも着物を・・・ 芥川竜之介「お律と子等と」
・・・っていたころ、どこの長唄の女師匠は亭主の怨霊にとりつかれていると・・・ 芥川竜之介「追憶」
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