1 長くよい状態などを保つこと。「―する花」
2 衣服・調度品などを入れる、蓋 (ふた) つきの長方形の大きな箱。多く木製。運ぶときは両端の金具に棹 (さお) を通して二人でかつぐ。
出典:青空文庫
・・・大きな梅鉢の紋のある長持へ入れた寄付品がたくさん来た。落雁かと思・・・ 芥川竜之介「水の三日」
・・・箪笥、長持、挟箱、金高蒔絵、銀金具。小指ぐらいな抽斗を開けると、・・・ 泉鏡花「雛がたり」
・・・定紋つきの塗長持の上に据えた緋の袴の雛のわきなる柱に、矢をさした・・・ 泉鏡花「夫人利生記」