閉口（へいこう）とは？意味・読み方・使い方

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へい‐こう【閉口】
の解説

［名・形動］(スル)

１手に負えなくて困ること。また、そのさま。「この暑さには—だ」

２言い負かされたり圧倒されたりして、言葉に詰まること。
1. 「大哲学者と皆人恐れ入りて—せり」〈露伴・日ぐらし物語〉

３口を閉じてものを言わないこと。
1. 「されども大儀なれば満座—の処に」〈太平記・二四〉

類語

出典：デジタル大辞泉（小学館）

閉口の例文(30)

出典：青空文庫

･･･々人間の皮膚の匂いに閉口しました。我々人間に比べれば、河童は実に･･･芥川竜之介「河童」
･･･助にこう云われると、閉口したのは主人の医者です。何しろ一文も給金･･･芥川竜之介「仙人」
･･･までも手に残ったので閉口した。ちょっと嗅いでも胸が悪くなる。福引･･･芥川竜之介「水の三日」

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