かいこういちばん【開口一番】
1 話し始めるいちばん初め。副詞的にも用いる。口を開くやいなや。「—相手を批判した」 2 寄席や落語会などで、いちばん初めに演じる前座3のこと。
かいこうおん【開口音】
オ列長母音のうち、口の開きが比較的広いものをいう。すなわち、「アウ」「カウ」「アフ」「カフ」および「キャウ」「シャウ」の連母音[au]が、長音化して[ɔː]と発音されたもの。開音。⇔合口音 (ごうこうおん) 。
かいこうき【開口器】
口腔内の検査や手術に使用する、口を開けた状態を保つための医療器具。
かいこうすう【開口数】
光学顕微鏡の対物レンズの解像力を示す量の一。光軸上の物体からレンズの有効半径を見る角の正弦と、物体の存在する媒質の屈折率との積。この値が大きいほど解像力がよい。NA(numerical aperture)。
かいこうごうせいほう【開口合成法】
二つまたはそれ以上のアンテナや望遠鏡を配置し、得られた電磁波の干渉を解析することで、高い分解能の像を得る手法。一般に、分解能はアンテナや望遠鏡の口径に比例するが、この手法を用いると観測機器の間隔と同等の口径で得られる分解能を実現できる。電波望遠鏡(電波干渉計)や合成開口レーダーなどで利用される。合成開口法。
かいこうしぼり【開口絞り】
望遠鏡や顕微鏡などの光学系における、光束を制限する絞り。光量も制限するため、明るさ絞りともいう。
かいこうしゅうさ【開口収差】
⇒球面収差
かいこうぶんぴつ【開口分泌】
⇒エキソサイトーシス
かいこうほうしゅつ【開口放出】
⇒エキソサイトーシス