げんかいひよう【限界費用】
生産量の増加分一単位あたりの総費用の増加分。限界生産費。マージナルコスト。MC(marginal cost)。
げんかいさくげんひよう【限界削減費用】
温室効果ガスの排出量を追加的に1トン削減するために必要な費用。地球温暖化対策の目標値の設定などで用いられる指標の一つ。MAC(marginal abatement cost)。 [補説]日本は、高度な省エネ技術により、既に大幅な排出量削減を実現しているため、今後さらに排出量を削減するためには相対的に高いコストが必要となる。このように、より高いエネルギー効率を達成している国ほど限界削減費用は高くなるが、排出量取引によって限界削減費用の平準化が図れるとされる。
げんかいだんち【限界団地】
住民の約半数以上を高齢者が占める住宅団地。高度成長期に都市近郊に建設された団地に入居した世帯から子世代が独立し、親世代のみが残ったため高齢化が進んだ。建物の老朽化、空室の増加、商店街の空洞化、独居老人の増加、自治会活動の停滞などの問題が生じている。→限界集落
げんかいとうきゅう【限界等級】
天体望遠鏡で確認できる最も暗い星の明るさ。望遠鏡の性能指標の一つ。一般に口径が大きいほど限界等級が暗い。
げんかいにっちょう【限界日長】
植物の日照時間の変化に対する反応で、花芽形成や開花に必要な日長の限界。長日植物の場合はある一定以上の日長、短日植物の場合はある一定以下の日長をさす。