出典:gooニュース
日鉄、カナダ鉱山の権益3割取得 電炉向け鉄鉱石確保へ
二酸化炭素発生量が少ない電炉による鉄鋼生産に必要な原料である純度の高い鉄鉱石を確保する。同鉱山を保有するチャンピオン・アイアンに双日も加わり、2025年6月をめどに3社で合弁会社を設立する。出資比率は日鉄が30%、双日が19%、チャンピオンが51%。日鉄は合弁設立時に45億円を、事業化調査の終了後に残りを払う。
建設向け鋼材需要減…電炉の通期見通し、12社中9社が経常減益の背景
普通鋼電炉12社(非上場2社を含む)の2025年3月期業績予想は、東京鉄鋼と非公表とした2社を除く9社が経常減益を見込む。人手不足による工期遅れなどの影響で建設向け鋼材需要の減少が続くほか、景気低迷が長期化する中国の安価な余剰鋼材が東南アジアなど周辺国に流出し製品市況が停滞。人件費や物流費などのコストアップも利益確保の足かせになる。
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