1 神仏が示す霊妙な感応。また、神仏が乗り移ったようになる人間の超自然的な感覚。霊的なものを感じとる心の働き。「失 (う) せ物を霊感で当てる」「霊感が現れる」「霊感商法」
2 突然ひらめく、すばらしい着想・考え。インスピレーション。「霊感が働く」
出典:青空文庫
・・・となり、滋養となり、霊感とさえもなる力もまた文芸の作品に劣るもの・・・ 倉田百三「学生と教養 」
・・・の無かった一種崇高な霊感に打たれ、熱いお詫びの涙が気持よく頬を伝・・・ 太宰治「駈込み訴え 」
・・・、ひょっとするとあの霊感とやらがあらわれて、どうやら私を生かしき・・・ 太宰治「猿面冠者 」