[名]
  1. 人間や動物の首から上の部分。あたま。こうべ。「尾—つき」「—、右」「—に霜を置く」

  1. 髪の毛。頭髪。「—を剃 (そ) る」

  1. 物のいちばん上、または先の部分先端。「八歳を—に三人の子持ち」

  1. 一団の人々を統率する人。統領。特に、鳶職 (とびしょく) 大工左官など職人親方

  1. (「首」とも書く)人形の首から上の部分。特に、人形浄瑠璃の人形の頭部。「—を遣う」

  1. 扮装に用いる仮髪。前は顔までかかり、横は両肩に垂れ、後ろは背丈に及ぶ長いもの。黒頭・赤頭・白頭があり、役によって使い分ける。「獅子 (しし) —」

  1. もつ焼きで、豚の頭部の肉。

[接尾]助数詞。
  1. 動物を数えるのに用いる。

    1. 「鹿の一—にても殺す者あらば」〈宇治拾遺・七〉

  1. 仏像を数えるのに用いる。

    1. 「(仏師ニ)幾—造り奉りたるぞと問へば」〈宇治拾遺・九〉

  1. 烏帽子 (えぼし) など頭にかぶるものを数えるのに用いる。

    1. 「折らぬ烏帽子十—、直垂大口などをぞ入れたりける」〈義経記・七〉

  1. 人の上に立つ者、特に大名などを数えるのに用いる。

    1. 「あれへ大名一—、瓜核 (うりざね) 顔の旦那殿、東寺から出た人さうな」〈浄・丹波与作

goo辞書は無料で使える辞書・辞典の検索サービスです。1999年にポータルサイト初の辞書サービスとして提供を開始しました。出版社による信頼性の高い語学辞典(国語辞書、英和辞書、和英辞書、類語辞書、四字熟語、漢字など)と多種多様な専門用語集を配信しています。すべての辞書をまとめて検索する「横断検索」と特定の辞書を検索する「個別検索」が可能です。国語辞書ではニュース記事や青空文庫での言葉の使用例が確認でき、使い方が分からない時に便利です。

検索ランキング

2023年11月