頼り／便り（たより）の意味・使い方

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出典：デジタル大辞泉（小学館）

たより【頼り／便り】
の解説

１（頼り）何かをするためのよりどころとして、たよっているもの。頼み。「地図を―に家を探す」「兄を―にする」

２（便り）何かについての情報。手紙。知らせ。「―が届く」「風の―に聞く」

３縁故。てづる。「―を求めて上京する」

４都合のよいこと。便利なこと。
1. 「凄涼たる夜色…落ち行くには―よしと」〈竜渓・経国美談〉

５あることをするきっかけ、手がかり。
1. 「彼の幽玄なる仏道をも窺い見るべき―となる」〈逍遥・小説神髄〉

６つくりぐあい。配置。
1. 「簀子 (すのこ) 、透垣 (すいかい) の―をかしく」〈徒然・一〇〉

類語

頼りの前後の言葉

頼りの例文(30)

出典：青空文庫

･･･遠藤はその光を便りに、怯ず怯ずあたりを見廻しました。　するとすぐ･･･芥川竜之介「アグニの神」
･･･、御降誕を告げる星を便りに乳香や没薬を捧げに来た、賢い東方の博士･･･芥川竜之介「おしの」
･･･を捧げつつ、星の光を便りに山坂を曲りくねって降りて行った。　フラ･･･有島武郎「クララの出家」

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