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辞書
古代、外敵襲来などの異変を知らせるために、火を燃やし、煙を立てた施設。
出典:デジタル大辞泉(小学館)
とぶひののもり【飛ぶ火の野守】
飛火野 (とぶひの) の番人。「春日 (かすが) 野の—いでてみよ」〈古今・春上〉
出典:青空文庫
・・・鹿革の古ぼけた大きな燧打袋を腰に提げ、燈心を一束、片手に油差・・・ 泉鏡花「貝の穴に河童の居る事」
・・・も見えてた繻子の帯、燧寸の箱のようなこんな家に居るにゃあ似合わ・・・ 幸田露伴「貧乏」
・・・農夫などにはまだ燧袋で火を切り出しているのがあった。それが羨ま・・・ 寺田寅彦「喫煙四十年」
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