飽きる/厭きる/倦きる(あきる)
の例文・使い方・用例・文例(22)
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・・・大きな眼鏡を赤鼻の先に掛け、布の張った枠に向うと、お婆さんは、飽きるの疲れるのということを知らず、夜までチカチカと一本の針を光らせて、いろいろ綺麗な模様を繍い出して行くのでした。 下絵などというものはどこにもないのに、お婆さんの繍ったも・・・
宮本百合子
「ようか月の晩」
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・・・しかしそれも朝から晩までしていたら、単調になって厭きるだろう。今の詰まらない為事にも、この単調を破るだけの功能はあるのである。 この為事を罷めたあとで、著作生活の単調を破るにはどうしよう。それは社交もある。旅もある。しかしそれには金がい・・・
森鴎外
「あそび」
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