養い（やしない）とは？意味・読み方・使い方

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やしない〔やしなひ〕【養い】
の解説

１やしなうこと。育てること。養育。

２栄養となるもの。栄養物。滋養分。また、植物の肥料。
1. 「竹が熟した時に—が十分でないから軽い竹になるのです」〈露伴・幻談〉

３一家が暮らしていくためにかかる費用。また、子供にかかる養育費。

４お布施。
1. 「三十三番の巡礼に—と宣ふか」〈浄・文武五人男〉

５「養い子」の略。
1. 「忠盛取りて—にせよ」〈平家・六〉

出典：デジタル大辞泉（小学館）

養いの例文(30)

出典：青空文庫

･･･り、田畑少し附属して養いおく、山番の爺は顔丸く、色煤びて、眼･･･泉鏡花「清心庵」
･･･い事ですが、親兄弟を養いますために、私はとうから、あの旦那のお世･･･泉鏡花「鷭狩」
･･･十の老齢で今なお病を養いつつ女の頭領として仰がれる矢島楫子刀自を･･･内田魯庵「三十年前の島田沼南」

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