馬耳東風の解説 - 三省堂 新明解四字熟語辞典

他人の意見や批評に注意を払わず、聞き流すことのたとえ。もとは春風が馬の耳に吹く意。人が心地よいと感じる春風が吹いても、馬は何も感じないように見えることからいう。▽「東風」は東から吹く風。春風のこと。「東風、馬耳を射る」の略。
出典
李白りはく「王十二おうじゅうにの寒夜独酌かんやどくしゃくおもい有るに答こたう」(詩)。「世人此れを聞きて皆頭こうべを掉る、東風の馬耳を射るがごとき有り」(世の人はこれを聞くと皆頭をふって聞き入れない。まさに春風が馬の耳に吹きつけるようなものだ)
用例
むすこはおかしさを前歯でぐっと噛んで、女たちの小さい抵抗を小気味よく馬耳東風に聞き流すふりをしている。<岡本かの子・母子叙情>
類語
呼牛呼馬こぎゅうこば 対牛弾琴たいぎゅうだんきん 対驢撫琴たいろぶきん

馬耳東風の解説 - 学研 四字熟語辞典

馬の耳に心地よい春風が吹いても何も感じない意で、他人の意見や批評をまったく気にとめず聞き流すこと。また、何を言っても無関心で反応がないこと。
注記
「東風」は、東から吹く心地よい春の風。「東風とうふう、馬耳ばじを射る」の略。「馬の耳に念仏ねんぶつ」「蛙かえるのつらに水」と同意。
出典
李白りはく「王十二おうじゅうに寒夜独酌に懐おもい有るに答う」
類語
呼牛呼馬こぎゅうこば 対牛弾琴たいぎゅうだんきん

馬耳東風の解説 - 小学館 大辞泉

李白の詩「答王十二寒夜独有懐」の「世人之を聞けば皆頭を掉 (ふ) り、東風の馬耳を射るが如き有り」から》かぐわしい春風が馬の耳を吹きぬけても、馬になんの感動もないこと。他人の忠言や批評などを聞いてもまったく心に留めず、少しも反省しないことのたとえ。

キーワード[効果]の四字熟語

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出典:青空文庫