[名・形動](梵)mohaの音写無知の意。「馬鹿」は当て字》
  1. 知能が劣り愚かなこと。また、その人や、そのさま。人をののしっていうときにも用いる。あほう。「—なやつ」⇔利口

  1. 社会的な常識にひどく欠けていること。また、その人。「役者—」「親—」

  1. つまらないこと。無益なこと。また、そのさま。「—を言う」「—なまねはよせ」

  1. 度が過ぎること。程度が並はずれていること。また、そのさま。「—に風が強い」「—騒ぎ」「—正直」

  1. 用をなさないこと。機能が失われること。また、そのさま。「蛇口が—で水が漏れる」→馬鹿になる2

[補説]元来相手をののしる言葉であるが、相手に対する思いやり、親しみ・愛情の気持ちを込めて用いることもある。「—だな。そんなに思いつめなくていいのに」など。また、「—! あきらめるな」のように、否定批判などの意で、感動詞的にも用いられる。
[派生]ばかさ[名]
[用法]馬鹿・阿呆 (あほう) ——「馬鹿」のほうが広い地域で使われ、意味範囲も広い。「馬鹿に暑い」「馬鹿正直」「このネジは馬鹿になっている」のような意は「阿呆」にはない。◇「馬鹿」は関東で、「阿呆」は関西で多く使われる。
[補説] 
2015年に実施した「あなたの言葉を辞書に載せよう。2015」キャンペーンでの「馬鹿」への投稿から選ばれた優秀作品。

◆考えることを放棄したさま。
MORIZOさん

自分の頭で考えることをしない者のこと。
もりぷーさん

◆変わろうとしない人のこと。
瑠加さん

◆言葉の発し方で、けなすことにも愛情表現にもなる不思議な言葉。
バレエ・メカニクさん

◆きれいで魅力的な女の人に耳元でそっと甘くささやかれると、どんなことでも許してしまう言葉のこと。またはそれによって簡単にだまされてしまう男のこと。
はいちゃんさん

◆一拍置いて呟く様に言うと、とんでもなく「萌え」となる言葉。
ケロッキーさん

愛情の裏返しの意味を持つ。連呼すればするほど「愛しい」という意味になる。素直になれない人が使用する。
えるるさん

◆自ら、一次情報を確かめることをせず、インターネット上の情報や、テレビ、伝聞、噂に基づいて、他人を見下し、攻撃する人、またはそうした性質
larimarさん

◆関西人に対する最高侮辱の言葉。「アホ」との誤用注意
MGNさん

◆時にはわざとその素振りをすることで、うまくいく時がある。
といしさん

出典:青空文庫

出典:gooニュース

goo辞書は無料で使える辞書・辞典の検索サービスです。1999年にポータルサイト初の辞書サービスとして提供を開始しました。出版社による信頼性の高い語学辞典(国語辞書、英和辞書、和英辞書、類語辞書、四字熟語、漢字など)と多種多様な専門用語集を配信しています。すべての辞書をまとめて検索する「横断検索」と特定の辞書を検索する「個別検索」が可能です。国語辞書ではニュース記事や青空文庫での言葉の使用例が確認でき、使い方が分からない時に便利です。

gooIDでログインするとブックマーク機能がご利用いただけます。保存しておきたい言葉を200件まで登録できます。