さわ・ぐ【騒ぐ】

の解説

［動ガ五（四）］《上代は「さわく」》

1. １

   1. ㋐やかましい声や音を立てる。「子供が—・ぐ」

   2. ㋑ざわざわと音を立てる。「白波が—・ぐ」

1. ２ 多くの人が一緒になって反対したり、要求・不平を訴えて叫んだりして、不穏な事態が起きる。騒動になる。「判定をめぐって観衆が—・ぐ」

1. ３ 酒宴などでにぎやかに遊ぶ。「芸者をあげて—・ぐ」

1. ４ 落ち着きを失って冷静さに欠けた言動をみせる。あわてる。うろたえる。「今さら—・いでもどうしようもない」

1. ５ 不安や驚きなどのため気持ちが高ぶったり乱れたりする。「なんとなく胸が—・ぐ」「血が—・ぐ」

1. ６ （多く「さわがれる」の形で）人々がさかんにもてはやす。評判にする。「環境問題が—・がれる」「マスコミが—・ぐ」「アイドルとして—・がれた俳優」

1. ７ 忙しく立ち働く。

   1. 「そを取ると—・く御民も家忘れ」〈万・五〇〉

[可能]さわげる

類語

• 立ち騒ぐ(たちさわぐ)
• 騒ぎ立てる(さわぎたてる)

出典：デジタル大辞泉（小学館）

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