たかやすげっこう【高安月郊】
[1869〜1944]詩人・劇作家・評論家。大阪の生まれ。本名、三郎。詩作のかたわら、イプセンの作品などを翻訳・紹介。また、新歌舞伎を発表。詩集「夜濤集」、戯曲「江戸城明渡」「桜時雨」、評論「東西文学比較評論」など。
たかやすびょう【高安病】
高安動脈炎の旧称。平成27年(2015)の難病法施行に伴い改称。
たかやすりゅう【高安流】
1 能の大鼓 (おおつづみ) 方の流派の一。室町末期、高安与右衛門道善を流祖とする。 2 能のワキ方の流派の一。高安与右衛門の子孫与八郎が、金剛座のワキ方金剛又兵衛のツレ伊右衛門から伝書を譲られて創始したという。
たかやすどうみゃくえん【高安動脈炎】
大動脈とそこから分枝する主要な動脈に炎症が生じ、血管が狭窄 (きょうさく) ・閉塞あるいは拡張することで、脳・心臓・腎臓・肺などに障害をきたしたり、手足が疲れやすくなったりする病気。明治41年(1908)に高安右人 (みきと) が初めて報告した。高安病・脈なし病・大動脈炎症候群などさまざまな呼称があるが、平成27年(2015)の難病法施行に伴いこの名称に統一された。