こうおんけい【高温計】
高い温度を測定する温度計。高温物体に触れた金属の電気抵抗の変化を利用する抵抗温度計や、高温物体が発する光の輝度の違いを利用する光高温計などがある。
こうおんちょうでんどうたい【高温超伝導体】
従来の金属系超伝導物質より高い温度で超伝導状態を現す金属酸化物。1986年以降、90K(絶対温度)のものが発見され、冷却剤に液体ヘリウムよりも安価な液体窒素を用いて実現できる。HTS(high-temperature superconductors)。
こうおんしょうがい【高温障害】
⇒熱中症
こうおんちょうでんどう【高温超伝導】
通常の超伝導体が絶対温度約20度(セ氏マイナス約253度)以下で超伝導状態となるのに対し、これよりも高い温度で起こる超伝導のこと。一般には、液体窒素の沸点である絶対温度77度(セ氏マイナス196度)以上で起こるものをいう。 [補説]1986年に銅酸化物で初めて発見され、その功績によりベドノルツとミュラーは翌年のノーベル物理学賞を受賞した。
こうおんきん【高温菌】
⇒好熱菌
こうおんちゅういじょうほう【高温注意情報】
最高気温がセ氏35度以上になると予想される場合に、熱中症への注意を呼びかけるために気象庁が発表した情報。 [補説]福島第一原発事故の影響等による電力不足に備えるため過度な節電を行い熱中症となる人の増加が懸念されることから、平成23年(2011)7月に導入。令和3年(2021)からは「熱中症警戒情報」として、環境省と共同で発表している。
こうおんていし【高温停止】
加圧水型軽水炉で、原子炉を未臨界状態に保ったまま、原子炉冷却材がセ氏100度以上で停止している状態。温態停止。HSD(hot shut down)。→低温停止
こうおんぜいせい【高温脆性】
⇒赤熱脆性
こうおんがんたい【高温岩体】
地下にある高温の岩体。マグマが冷えて固まる途中のものや溶融したマグマ周辺の岩体などを指す。
こうおんがんたいちねつはつでん【高温岩体地熱発電】
⇒高温岩体発電