こうれいうんてんしゃひょうしき【高齢運転者標識】
70歳以上の自動車の運転者が、車体の前後に付けるマーク。平成9年(1997)に導入された「紅葉 (もみじ) マーク」と平成23年(2011)からの「四つ葉マーク」があり、どちらも使うことができる。高齢者マーク。シルバーマーク。→初心運転者標識 →身体障害者標識 →聴覚障害者標識 [補説]道路交通法に基づく標識で、高齢者の自動車事故の増加に伴って導入された。当初は75歳以上を対象とし努力義務だったが、平成14年(2002)に対象年齢が70歳以上に変更。平成20年(2008)6月から75歳以上の運転者には表示義務が課せられるも、平成21年(2009)4月に努力義務に戻り、罰則もなくなった。
こうれいかしゃかい【高齢化社会】
総人口に占める老年人口の比率が高まりつつある社会。日本では65歳以上の人口比率が7パーセントに達した昭和45年(1970)から始まったとされる。老人福祉などの対策が課題となる。老齢化社会。→高齢社会 →超高齢社会
こうれいかりつ【高齢化率】
総人口、または、ある地域の人口に、65歳以上の高齢者人口が占める割合。
こうれいしゃ【高齢者】
年老いた人。年齢が高い人。 [補説]統一された基準はなく、高齢運転者標識では70歳以上を対象とし、後期高齢者医療制度では65歳以上75歳未満を前期高齢者、75歳以上を後期高齢者という。また、WHO(世界保健機関)では65歳以上を高齢者とする。
こうれいしゃいりょう【高齢者医療】
「後期高齢者医療制度」の略。
こうれいしゃきょじゅうあんていかくほほう【高齢者居住安定確保法】
《「高齢者の居住の安定確保に関する法律」の略称》⇒高齢者居住法
こうれいしゃきょじゅうほう【高齢者居住法】
《「高齢者の居住の安定確保に関する法律」の略称》高齢者向けの良質な住宅の供給を促進し、高齢者が安心して生活できる居住環境を実現するための法律。高齢者向けの住宅を供給する事業者の認定、賃貸住宅の基準の設定、融資や税法上の優遇、終身建物賃貸借制度の実施などを定める。平成13年(2001)施行。高齢者住まい法。高齢者居住安定確保法。高齢者居住安定法。 [補説]平成23年(2011)に改正され、バリアフリー構造などを有し、介護・医療と連携して高齢者支援サービスを提供するサービス付き高齢者向け住宅の登録制度が創設された。
こうれいしゃせんようちんたいじゅうたく【高齢者専用賃貸住宅】
高齢者の入居を拒まない高齢者円滑入居賃貸住宅のうち、専ら高齢者を対象とする住宅。「介護を受けながら住み続けられる住まい」の普及を目指して、国土交通省が高齢者居住法に基づいて平成17年(2005)12月に制度化。平成23年(2011)の法改正により、高齢者円滑入居賃貸住宅(高円賃)・高齢者向け優良賃貸住宅(高優賃)とともにサービス付き高齢者向け住宅に一本化された。高専賃。
こうれいしゃのいりょうのかくほにかんするほうりつ【高齢者の医療の確保に関する法律】
高齢者の適切な医療の確保を図るため、医療費適正化推進計画、保険者による健康診査、前期高齢者に係る保険者間の費用負担の調整、後期高齢者医療制度の創設などについて定めた法律。昭和58年(1983)に施行された老人保健法の趣旨を踏襲しつつ発展させることを目的として、平成18年(2006)の医療制度改革のなかで全面的な改正が行われ、平成20年(2008)改正法の施行により法律名も現名に改称された。この法律により75歳以上(一定の障害のある人は65歳以上)の人を被保険者とする後期高齢者医療制度が新設された。高齢者医療確保法。高齢者医療法。
こうれいしゃマーク【高齢者マーク】
⇒高齢運転者標識