鬼百合(おにゆり)
の例文・使い方・用例・文例(2)
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・・・門まで僅か三四間、左手は祠の前を一坪ばかり花壇にして、松葉牡丹、鬼百合、夏菊など雑植の繁った中に、向日葵の花は高く蓮の葉の如く押被さって、何時の間にか星は隠れた。鼠色の空はどんよりとして、流るる雲も何にもない。なかなか気が晴々しないから、一・・・
泉鏡花
「星あかり」
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・・・それから、鬼百合。夏菊。どくだみ。みんな好きです。ただ、木槿だけは、きらいです。」 私は自分が浮き浮きとたくさんの花の名をかぞえあげたことに腹を立てていた。不覚だ! それきり、ふっと一ことも口をきかなかった。帰りしなに、細君の背後にじっ・・・
太宰治
「めくら草紙」
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