1. 生きものの体の中に宿って、心の働きをつかさどると考えられるもの。古来肉体を離れても存在し、不滅のものと信じられてきた。霊魂。たま。「—が抜けたようになる」「仏作って—入れず」

  1. 心の活力精神気力。「仕事に—を打ち込む」

  1. それなしではそのものがありえないくらい大事なもの。「刀は武士の—、鏡は女の—」

  1. (多く「…だましい」の形で)そのもののもつ固有精神。また、気構え。「大和 (やまと) —」「負けじ—」

  1. 思慮。分別。

    1. 「いみじう—おはすとぞ世人に思はれ給へりし」〈大鏡道隆

  1. 素質天分才気

    1. 「筆とる道と、碁うつこととぞ、あやしう—のほど見ゆるを」〈絵合

  1. 《武士の魂とされるところから》刀。

    1. 「わが夫 (つま) のこの—、婿引出 (ひきで) に」〈浄・彦山権現

goo辞書は無料で使える辞書・辞典の検索サービスです。1999年にポータルサイト初の辞書サービスとして提供を開始しました。出版社による信頼性の高い語学辞典(国語辞書、英和辞書、和英辞書、類語辞書、四字熟語、漢字など)と多種多様な専門用語集を配信しています。すべての辞書をまとめて検索する「横断検索」と特定の辞書を検索する「個別検索」が可能です。国語辞書ではニュース記事や青空文庫での言葉の使用例が確認でき、使い方が分からない時に便利です。