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鶏鳴狗盗の解説 - 三省堂 新明解四字熟語辞典

小策を弄ろうする人や、くだらない技能をもつ人、つまらないことしかできない人のたとえ。また、つまらないことでも何かの役に立つことがあるたとえ。▽「鶏鳴」は鶏の鳴きまねをすること。「狗盗」は犬のようにこそこそと、わずかばかりの物を盗むこと。卑しいことをして人をあざむく者のたとえ。
出典
『史記しき』孟嘗君伝もうしょうくんでん
用例
いたずらに硬語を吐き、身に鶏鳴狗盗の術なくして、しかも治国平天下を談ず<犬養木堂・都人士>
故事
中国戦国時代、秦しんの昭王しょうおうに捕らえられた斉せいの孟嘗君もうしょうくんが、犬のまねをして盗みを働く食客と、巧みに鶏の鳴きまねのできる食客を利用して、無事に逃れた故事から。

鶏鳴狗盗の解説 - 学研 四字辞典熟語

つまらない技能やくだらない芸しかない人のたとえ。また、つまらない技能やくだらない芸でも時には役に立つこともあることのたとえ。
注記
「鶏鳴」は、鶏が夜明けに鳴くこと。また、その声。転じて、鶏の鳴きまねをすること。「狗」は、犬。「狗盗」は、犬のようにこそこそと盗みをはたらくこと。鶏の鳴きまねをして人をだまし、こそこそと盗みをはたらくという意から。
故事
中国戦国時代、斉せいの孟嘗君もうしょうくんが秦しんに幽閉されていたとき、秦王の寵姫ちょうきがほしがっていた白ギツネの毛皮を、犬のように盗みがうまい者に盗ませて寵姫に贈り、釈放を許された。さらに鶏の鳴きまねがうまい者を使って関所を開かせ、無事に秦から脱出した。
出典
『史記しき』孟嘗君もうしょうくん

鶏鳴狗盗の解説 - 小学館 大辞泉

《斉 (せい) の孟嘗君 (もうしょうくん) が秦に幽閉されたとき、食客のこそどろや、にわとりの鳴きまねのうまい者に助けられて脱出したという「史記」孟嘗君伝の故事から》にわとりの鳴きまねをして人を欺いたり、犬のようにして物を盗んだりする卑しい者。