1. スズメ目ウグイス科ウグイス属の鳥。全長は雄が約16センチ、雌が約14センチで、上面は緑褐色、腹部が白く、淡色の眉斑 (びはん) がある。東アジアに分布。日本では夏は山地の低木林で繁殖し、冬は平地に降りる。鳴き声を楽しむために古くから飼育された。春鳥・春告げ鳥・花見鳥・歌詠み鳥・経読み鳥・匂い鳥・人来鳥 (ひとくどり) ・百千鳥 (ももちどり) ・愛宕鳥 (あたごどり) など別名は多い。 春》「—の声遠き日も暮れにけり/蕪村

  1. 声の美しい女性をいう語。「—嬢」

  1. 鶯色」「鶯茶」の略。

  1. 草紙などを綴 (と) じるときに用いる竹串

  1. 茶筅 (ちゃせん) を立てるための道具。茶筅立て。

  1. 《中世語》切匙 (せっかい) をいう女性語。

[補説]作品名別項。→
狂言和泉 (いずみ) 流。梅若殿の家来が、主人のためにある男の秘蔵の鶯を刺そうとして失敗し、主人太刀まで取られてしまう。
伊藤永之介小説昭和13年(1938)刊。東北農民の生活を描いた「鳥類もの」と称される作品の一つ。
goo辞書は無料で使える辞書・辞典の検索サービスです。1999年にポータルサイト初の辞書サービスとして提供を開始しました。出版社による信頼性の高い語学辞典(国語辞書、英和辞書、和英辞書、類語辞書、四字熟語、漢字など)と多種多様な専門用語集を配信しています。すべての辞書をまとめて検索する「横断検索」と特定の辞書を検索する「個別検索」が可能です。国語辞書ではニュース記事や青空文庫での言葉の使用例が確認でき、使い方が分からない時に便利です。

検索ランキング

2023年10月