きりんかく【麒麟閣】
中国漢代、長安の宮中にあった高殿。武帝が麒麟を献上されたとき築いたといわれる。宣帝のとき、11人の功臣の肖像などが飾られた。麒閣。麟閣。
きりんけつ【麒麟血/麒麟竭】
熱帯地方に産する竜血樹の幹などからとれる紅色の樹脂。止血剤・着色剤・防食剤に用いる。
きりんざ【麒麟座】
北天の星座。北極星に近いので一年じゅう見えるが、明るい星がない。2月上旬の午後8時ごろ南中する。学名(ラテン)Camelopardalis
きりんさい【麒麟菜】
ミリン科の紅藻。暖海の珊瑚礁 (さんごしょう) などに生える。高さ10〜20センチ。円柱状で、二またの分枝を繰り返し、紫紅色。軟骨質で、乾くと角質になる。食用。琉球つのまた。
きりんじ【麒麟児】
才能・技芸が特にすぐれ、将来性のある若者。
きりんそう【麒麟草】
ベンケイソウ科の多年草。山地に生え、高さ10〜30センチ。葉は柄がなく、倒卵形で先が丸みを帯び、縁にぎざぎざがあり、厚い。夏、茎の先に黄色の小花を多数つける。《季 夏》