小児に多い発疹性 (ほっしんせい) の急性感染症。学校感染症の一。感染症予防法の5類感染症の一。病原体は麻疹ウイルスで、飛沫 (ひまつ) 感染する。約10日の潜伏期間を経て、発熱・咳 (せき) ・目の充血など風邪のような症状で始まり、口の中に白斑が現れ、特有の赤い発疹が出て顔から全身に広がる。肺炎を併発して死亡することもある。ワクチン接種によって予防できる。ましん。
[補説]予防接種の
普及により
減少していたが、
平成19年(2007)の4月から6月にかけて10代・20代を
中心に大流行した。
事態を重くみた
厚生労働省は「麻疹排除計画」を
策定し、
平成20
年度(2008)から5
年間の期限付きで、
中学1年生および
高校3年生にも
定期接種として補足的接種を行った。