黄玉(おうぎょく)
の例文・使い方・用例・文例(2)
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・・・ どうでもなれ、左を試みに振ると、青玉も黄玉も、真珠もともに、月の美しい影を輪にして沈む、……竜の口は、水の輪に舞う処である。 ここに残るは、名なればそれを誇として、指にも髪にも飾らなかった、紫の玉ただ一つ。――紫玉は、中高な顔に、・・・
泉鏡花
「伯爵の釵」
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・・・ 河原の礫は、みんなすきとおって、たしかに水晶や黄玉や、またくしゃくしゃの皺曲をあらわしたのや、また稜から霧のような青白い光を出す鋼玉やらでした。ジョバンニは、走ってその渚に行って、水に手をひたしました。けれどもあやしいその銀河の水は、・・・
宮沢賢治
「銀河鉄道の夜」
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