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鼓腹撃壌の解説 - 三省堂 新明解四字熟語辞典

太平の世の形容太平で安楽な生活を喜び楽しむさま。善政が行われ、人々が平和な生活を送るさま。満腹で腹つづみをうち、足で地面をたたいて拍子をとる意から。▽「鼓腹」は腹つづみをうつこと。「壌」は土・地面。「撃壌」は地面をたたいて拍子をとること。一説木製履物を遠くから投げて当てる遊びの名ともいう。「腹はらを鼓し壌つちを撃つ」と訓読する。「撃壌鼓腹げきじょうこふく」ともいう。
出典
『十八史略じゅうはっしりゃく』五帝ごてい
句例
鼓腹撃壌の世
用例
歴史家の記録に載らない些事もまたやはり歴史である。ニュースのない平穏無事の鼓腹撃壌もまた然り。<唐木順三・文学・歴史・宗教>
故事
古代中国伝説上の聖天子である尭ぎょうが、世の中が治まっているのかどうかを確かめるために、ひそかに市井しせいに出たとき、老人が腹つづみをうち、地面をたたいてリズムをとりながら、太平の世を謳歌おうかする歌をうたっていたという故事から。

鼓腹撃壌の解説 - 学研 四字熟語辞典

天下泰平で、人々が平和で安楽な暮らしを楽しんでいることのたとえ。
注記
「鼓腹」は、腹鼓はらつづみを打つ。腹を太鼓のようにぽんぽこと打つこと。「壌」は、地面。「撃壌」は、地面を足で踏みならして拍子をとること。「腹はらを鼓し壌つちを撃つ」と読み下す。「撃壌鼓腹げきじょうこふく」ともいう。
故事
中国古代、帝尭ぎょうは国情を視察したとき、人々が腹鼓を打ち、足を踏みならしながら歌っている平和な情景を見たという。
出典
『十八史略じゅうはっしりゃく』五帝ごてい

鼓腹撃壌の解説 - 小学館 デジタル大辞泉

[名](スル)中国尭 (ぎょう) 時代に、一老人が腹鼓 (はらつづみ) を打ち、大地を踏み鳴らし、太平の世への満足の気持ちを歌ったという「十八史略」などにみえる故事から》世の中の太平を楽しむこと。
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