1 「阿多福 (おたふく) 」に同じ。
2 「阿亀蕎麦 (おかめそば) 」「阿亀饂飩 (おかめうどん) 」の略。
わきから見ていること。第三者の立場で見ること。おかみ。
おかめいんこ【阿亀鸚哥】
オウム科の鳥。全長32センチくらいで全体に灰色。冠羽があり、ほおに黄赤色の斑紋がある。オーストラリアの草地にすみ、飼い鳥にされる。
おかめこおろぎ【阿亀蟋蟀】
コオロギ類の一群。日本にはハラオカメコオロギ・タンボオカメコオロギなど数種おり、いずれも雄の顔は扁平な楕円形で、おかめの面を思わせる。乾燥地にすみ、リリリリと鳴く。《季 秋》
おかめざさ【阿亀笹】
ササの一種。高さ1、2メートル。節から短い枝が5本出て、長楕円形の葉をつける。東京浅草の酉 (とり) の市で、これにおかめの面をつるして売ったのでいう。植え込みや垣根に用いる。豊後 (ぶんご) 笹。五枚笹。神楽 (かぐら) 笹。
出典:青空文庫
・・・つだけを選み取って、傍目もふらず進み行く人の努力である。かの赤き・・・ 有島武郎「二つの道」
・・・がちがち震えながら、傍目も触らず、坊主が立ったと思う処は爪立足を・・・ 泉鏡花「朱日記」
・・・うろつく者には、傍目も触らず、粛然として廊下を長く打って、通って・・・ 泉鏡花「雪霊続記」