蝦蛄で鯛を釣る
わずかな元手で大きな利益を得ることのたとえ。また、わずかな贈り物をして高価な返礼を受けることのたとえ。海老 (えび) で鯛を釣る。
しゃこがい【硨磲貝】
シャコガイ科の二枚貝の総称。貝殻は一般に大きく、二枚貝中最大のオオジャコガイは殻長1メートル、重さ200キロ以上に達する。殻は扇形で、波状に湾曲する。珊瑚礁にすみ、外套膜 (がいとうまく) の間に微小な藻類を共生させているので体色は藻類によって変化する。肉は食用、殻は水盤・置物などにされる。
しゃこばサボテン【蝦蛄葉サボテン】
サボテン科の多年草。平たい楕円形の茎が節で接してつながる。カニバサボテンに似るが、茎の先端がとがらず角ばっており、花は左右相称。南アメリカの原産で、温室で観賞用に栽培される。しゃこサボテン。クリスマスカクタス。《季 冬》
出典:青空文庫
・・・それは僕には這箇這箇の外には一こともわからない話だった。が、芸者・・・ 芥川竜之介「湖南の扇」
・・・停車場のくすぶった車庫や、ペンキのはげかかったタンクや転轍台のよ・・・ 寺田寅彦「写生紀行」
・・・右手の車庫のトタン屋根に雀が二羽、一羽がちょんちょんと横飛びをし・・・ 寺田寅彦「病院風景」