鷦鷯深林に巣くうも一枝に過ぎず
《「荘子」逍遥遊から》ミソサザイは林に巣をつくるが、必要なのはただ1本の枝である。人は自分の分に安んじるべきであるというたとえ。
しょうりょううま【精霊馬】
⇒牛馬 (うしうま) 2
しょうりょうえ【精霊会】
1 ⇒盂蘭盆 (うらぼん) 2 (「聖霊会」と書く)陰暦2月22日の聖徳太子の忌日に、法隆寺・四天王寺などで行われる法会。現在は4月12日に行われる。上宮太子会。《季 春》
しょうりょうおくり【精霊送り】
盂蘭盆 (うらぼん) の終わる日に、送り火をたいて精霊が帰るのを送ること。たまおくり。
しょうりょうかへい【称量貨幣】
目方をはかり、その重量によって交換価値を計算して使用する貨幣。江戸時代の丁銀 (ちょうぎん) ・豆板銀 (まめいたぎん) 、中国で清代に用いられた馬蹄銀 (ばていぎん) の類。秤量 (ひょうりょう) 貨幣。→計数貨幣
しょうりょうだな【精霊棚】
盂蘭盆 (うらぼん) に、先祖の精霊を迎えるために用意する棚。位牌 (いはい) を安置し、季節の野菜・果物などを供える。たまだな。《季 秋》
しょうりょうとんぼ【精霊蜻蛉】
精霊祭り(盂蘭盆)のころ現れるトンボ類の俗称。ウスバキトンボをさすことが多い。
しょうりょうながし【精霊流し】
盆の終わりの15日の夕方か16日の早朝に、精霊を送り返すため、供物をわらや木で作った舟に乗せて川や海に流す行事。灯籠 (とうろう) を流すこともある。しょうろながし。《季 秋》
しょうりょうばった【精霊蝗】
バッタ科の昆虫。体は細長く、頭部は長三角形に突き出し、前翅 (まえばね) の先がとがる。雌は体長約8センチ、雄は約4センチ。飛ぶときにキチキチという音を出す。草原にすむ。きちきちばった。こめつきばった。《季 秋》
しょうりょうばったもどき【擬精霊蝗】
バッタ科の昆虫。ショウリョウバッタに似るが小形で、発音しない。草原にすむ。