1. 数の名。9の次の数。とお。と。そ。

  1. 十番目。第十。

[補説]「拾」は、金銭に関する文書などで間違いを防ぐため、「十」の代わりに特に用いる。
[名]ある期間のうちのある時。
    1. 「此 (こん) —付け(=手紙)をよこした女 (あま) よ」〈滑・浮世床・初〉

[接尾]名詞に付いて、その語の示す範囲全体にわたるという意を表す。
  1. 期間を表す語に付いて、その間ずっとという意を表す。「一日—」「一年—」

  1. 空間範囲を表す語に付いて、その区域、あるいはその範囲全体にわたる意を表す。「世界—」「日本—」

  1. 集団を表す語に付いて、その集団成員のすべての意を表す。「学校—」「親戚—」

  1. 10。10人。10家。また、10を単位としたもの。

  1. 詩経」の頌 (しょう) の各10編。また、単に漢詩10編。

  1. 詩歌。また、詩編

    1. 時折の—をこの篇の作者のところへ」〈佐藤春夫晶子曼陀羅

古代中国で、西方にいた異民族に対する呼称

すむこと。また、そのすみか。すまい。「衣食—」

琵琶の部分名称。胴の上部の細い頸 (くび) の部分につけられた数個のフレット。弦を支え、左手でその上を押さえて調音する。ちゅう。じ。

やわらかいこと。また、そのもの。「外—内剛」

[名]
  1. 重箱」の略。「お—」

  1. 段階。位。

    1. 「面白き位より上に、心にも覚えず、あっと云ふ—あるべし」〈花鏡

  1. (他の語の上について)

    1. ㋐一般的なものより重いことを表す。「—金属」「—機関銃」

    2. 程度がはなはだだしいことを表す。「—過失」「—加算税」

[接頭]
  1. 同位体のうち、普通より質量の大きいほうのもの、または、それを含む化合物であることを表す。「—水素」「—水」

  1. 酸の1分子中に、中心原子が2個以上含まれていることを表す。「—クロム酸カリウム」

  1. 酸性塩であることを表す。現在は用いない。「—炭酸ソーダ」

[接尾]助数詞。重なったものを数えるのに用いる。「二—三—」

中心に対して、付属的なもの。「内容が主で形式は—だ」⇔

弾丸発射する装置をもつ小型の武器。砲に対して、口径の小さい拳銃小銃機関銃などの総称。また、それに似た形・用途のもの。「—を構える」「水中—」

[補説]書名別項。→

けもの。けだもの。全身が毛で覆われている哺乳動物。

とう

中村文則小説平成14年(2002)、第34回新潮新人賞を受賞した、著者のデビュー作。第128回芥川賞の候補作にもなった。

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2023年12月