じょうきハンマー【蒸気ハンマー】
蒸気圧でハンマーを上下させて材料を鍛造する機械。鋼塊の鍛錬に用いる。蒸気槌 (つい) 。スチームハンマー。
じょうきポンプ【蒸気ポンプ】
1 蒸気機関を動力源とするポンプ。 2 特に、明治・大正時代に用いられた消防用のポンプ。
じょうきよく【蒸気浴】
1 蒸気で温浴すること。蒸し風呂など。 2 水蒸気などを用いて加熱すること。また、その装置。引火性の液体などを容器に入れたままで一定温度を保って加熱できる。乾燥・蒸留などに用いる。
じょうきあつこうか【蒸気圧降下】
溶媒に不揮発性の溶質を溶解することにより、蒸気圧が降下する現象。十分希薄な溶液(理想溶液)の場合、ラウールの法則が成り立つ。
じょうきめっきんがま【蒸気滅菌釜】
⇒滅菌釜
じょうきあっしゅくしきれいとうサイクル【蒸気圧縮式冷凍サイクル】
圧縮機・凝縮器・膨張弁・蒸発器で構成される回路内で、冷媒を循環させ、液化と気化の状態変化を繰り返すことで、冷却を行う仕組み。冷凍冷蔵機器・空調機器の冷房などに用いられる。圧縮機で高温高圧の気体となり、凝縮器で熱を放出し液化され、膨張弁で急激に減圧され、沸点が下がった冷媒は、蒸発器で低温で気化し、周囲の水や空気から熱を奪い、対象物を冷却する。
じょうきうんばくはつ【蒸気雲爆発】
大気中に拡散した可燃性の蒸気が急速に燃焼して起こる爆発。燃料プラントなどから漏出したガソリンなどが、すぐに着火せず、雲のように拡散した後に着火した場合などに起こる。巨大なファイアボールが発生し、爆風が広範囲に影響を及ぼす。自由空間蒸気雲爆発。→ブリーブ(BLEVE)
じょうきせい【蒸気井】
地熱発電や温泉において、地熱で熱せられた蒸気・熱水などを採取するための坑井。