すずきあきら【鈴木朖】
[1764〜1837]江戸後期の国学者。尾張の人。号、離屋 (はなれや) 。本居宣長 (もとおりのりなが) の門下。品詞・活用・語源などの研究に努めた。著「言語 (げんぎょ) 四種論」「活語断続譜」「雅語音声考 (がごおんじょうこう) 」など。
すずきいちろう【鈴木一朗】
⇒イチロー
すずきうめたろう【鈴木梅太郎】
[1874〜1943]農芸化学者。静岡の生まれ。東大教授。明治42年(1909)米ぬかから脚気 (かっけ) に効く成分(ビタミンB1)の抽出に成功、オリザニンと命名。翌年発表し、ビタミン発見の先駆をなした。文化勲章受章。著「ビタミン」「ホルモン」など。
すずきかんたろう【鈴木貫太郎】
[1868〜1948]軍人・政治家。大阪の生まれ。連合艦隊司令長官・枢密顧問官などを歴任。侍従長の時に二・二六事件にあい、重傷を負った。第二次大戦末期に首相としてポツダム宣言を受諾した。
すずききさぶろう【鈴木喜三郎】
[1867〜1940]政治家。神奈川の生まれ。判事・検事・検事総長を経て、法相・内相を歴任。特別高等警察の拡充、治安維持法の強化、共産党弾圧など、治安体制強化を推進。五・一五事件後、政友会総裁となった。
すずきけいし【鈴木啓示】
[1947〜 ]プロ野球選手・監督。兵庫の生まれ。昭和40年(1965)近鉄バファローズに入団。2年目から5年連続20勝以上を記録。20年の現役生活で最多勝利3回など、数々のタイトルを獲得。通算317勝、無四球完投試合78試合。引退後、解説者を経て、同球団の監督を務めた。
すずきこうじ【鈴木光司】
[1957〜 ]小説家。静岡の生まれ。本名、晃司 (こうじ) 。「楽園」で日本ファンタジーノベル大賞優秀賞を受賞し作家デビュー。続く「リング」は映画化され大ヒットとなり、ホラーブームを起こす。他に「リング」の続編「らせん」「ループ」、「仄暗い水の底から」「光射す海」など。
すずきしげたね【鈴木重胤】
[1812〜1863]江戸末期の国学者。淡路の人。号、橿廼家 (かしのや) 。大国隆正に学ぶ。平田篤胤 (ひらたあつたね) 没後の門人。諸国を遊歴して神道を説き、江戸で暗殺された。著「延喜式祝詞講義」「日本書紀伝」など。
すずきしゅんざん【鈴木春山】
[1801〜1846]江戸末期の医師・兵学者。三河の人。名は強。長崎で西洋医学を学び、また西洋兵学を研究し、国防の急務を説いた。著「三兵活法」「海上攻守略説」「西洋兵制」など。
すずきしょうさん【鈴木正三】
[1579〜1655]江戸初期の禅僧・仮名草子作者。三河の人。名は重三 (しげみつ) 。徳川家康・秀忠に仕えたが、のち出家。曹洞 (そうとう) 禅を修め、独自の仁王禅を唱えた。諸国を遍歴し、教化のために著述。仏教書「盲安杖 (もうあんじょう) 」「万民徳用」「破吉利支丹 (はキリシタン) 」、仮名草子「因果物語」「二人比丘尼 (ににんびくに) 」など。