すら‐を

の解説

［連語］《副助詞「すら」＋助詞「を」》

1. １ …でも。…なのに。

   1. 「にきびにし我が家—草枕旅寝のごとく思ふ空苦しきものを」〈万・三二七二〉

1. ２ （打消しの語を伴って）…さえも。

   1. 「春雨の止まず降る降る我 (あ) が恋ふる人の目—相見せなくに」〈万・一九三二〉

[補説]「を」は格助詞とも間投助詞ともいう。

出典：デジタル大辞泉（小学館）

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