ちり‐ちり

の解説

［副］(スル)

1. １ ちぢれたりしわが寄ったりするさま。「—した頭髪」

1. ２ 毛や糸などが焼けちぢれる音を表す語。「—（と）毛糸が焼ける」

1. ３ 冷気などが、肌を軽く刺すように感じられるさま。

   1. 「流れ込んで来る微風が、寝起の肌に、—と気持よく滲みた」〈里見弴・安城家の兄弟〉

1. ４ 恐れてすくむさま。

   1. 「頭ごなしに呶鳴りつけられて、—するような事があっても」〈秋声・あらくれ〉

1. ５ 千鳥など、小鳥の鳴く声。

   1. 「浜千鳥の友呼ぶ声は、—や—」〈虎寛狂・千鳥〉

1. ６ 水・涙などがしたたるさま。

   1. 「—袖やしぼるらん」〈伽・小町草紙〉

1. ７ 日の光のきらめくさま。

   1. 「東風吹けば、緑が—として」〈中華若木詩抄・下〉

［名・形動］ちぢれたり、しわが寄ったりすること。また、そのさま。「—な（の）髪の毛」「乾燥して—になった漉 (す) き紙」

［アクセント］はチリチリ、はチリチリ。

出典：デジタル大辞泉（小学館）

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