とくさいた【木賊板】
社寺などの屋根を葺 (ふ) くのに用いる、杉・椹 (さわら) ・檜 (ひのき) などの薄い割り板。厚さは杮板 (こけらいた) と栩板 (とちいた) との中間で、4.5〜6ミリ。
とくさいろ【木賊色】
1 染め色の名。黒みを帯びた緑色。 2 襲 (かさね) の色目の名。表は黒ずんだ青、または萌葱 (もえぎ) 、裏は白。老人が着用する。
とくさかり【木賊刈】
歌舞伎舞踊。長唄。七変化「姿芸龝七種 (すがたのはなあきのななくさ) 」の一。初世杵屋 (きねや) 正次郎作曲。寛政9年(1797)江戸都座初演。謡曲「木賊」に基づいた作品。
とくさぶき【木賊葺き】
木賊板で屋根を葺くこと。また、その屋根。