[動マ五(四)]《「臨む」と同語源》
  1. はるかに隔てて見る。遠くを眺めやる。「富士を—・む展望台」

    1. 物事がこうであればいい、自分としてはこうしたい、こうなりたい、また、なんとか得られないものかなどと、心に思う。「栄達を—・む」「名声など—・まない」「誰でも幸福を—・んでいる」

    2. 特定相手に対して、こうあってほしい、こうしてもらいたいと思う。注文する。「自重を—・む」「一層努力が—・まれる」

  1. 自分の所に来てくれるように働きかける。欲しがる。「後妻にと—・まれる」

  1. したう。仰ぐ。「徳を—・む」

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[動マ五(四)]《「望む」と同語源》
  1. 風景場所などを目の前にする。向かい対する。面する。「海に—・んだ部屋

  1. ある事態が起こるようなところに身を置く。そういう時に当たる。出あう。直面する。「危機に—・む」「死に—・む」「終わりに—・んで礼を述べる」

  1. その場所へ出かけていく。特に、公の、または晴れの場所などに、出席または参加する。「開会式に—・む」「試合に—・む」

  1. 支配者が被支配者に対する。また、予想できる事態対応した態度で人に対する。「強権発動をもって—・む」「厳正態度で—・む」

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出典:青空文庫

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