[名](スル)名前をつけること。「祖父の名の一字をとって—する」「新造船の—式」

《「めんめん(面面)」の音変化》ひとりひとり。それぞれ。おのおの。「—が意見を述べる」「菓子を—に分ける」「進路は—違う」

[形動][文][ナリ]はっきりしていて疑わしいところのないさま。
    1. 軽蔑の意を—に発表すべしというが」〈蘆花思出の記

[ト・タル][文][形動タリ]
  1. たいそう明るいさま。

    1. 「田圃遥かに灯火—たる一廓を見た」〈木下尚江良人の自白

  1. 心が晴れ晴れとしているさま。

    1. 「現に—たる法庭を暗冥 (くらま) さんとするに」〈魯文・高橋阿伝夜叉譚〉

[ト・タル][文][形動タリ]
  1. 暗いさま。「—たる闇」

    1. 「大雪海を圧して来り、航路—」〈独歩・愛弟通信〉

  1. 事情がはっきりせず、見通しの立たないさま。「行く先遠く—とした思い」

出典:青空文庫

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