続いてきた事態が終わること。とまること。「小 (こ) —」「沙汰 (さた) —」

病むこと。また、病気の状態。多く名詞に付いて複合語をつくる。「目—」「気—」

  1. 光のささない状態。暗いこと。「—に包まれる」

  1. 闇夜

    1. 「文化五年の辰年のこんな—の晩に」〈漱石・夢十夜〉

  1. 思慮分別がつかないこと。「心の—」

  1. 知識がないこと。

    1. 「母の言葉の放った光に我身を縈 (めぐ) る—を破られ」〈二葉亭浮雲

  1. 先の見通しがつかないこと。「失業して前途が—となる」「一寸先は—だ」

  1. 正規の手続きによらない取引。「—でもうける」「—取引

  1. 世人の目にふれないこと。「—に葬る」

  1. 仏教で、往生の妨げとなる迷い。

  1. 文字が読めないこと。

    1. 「その余の文字は—なる男」〈咄・醒睡笑・三〉

  1. 10陰暦30日は闇夜であるところから》3・30・300など、3のつく値段のこと。雲助などが使う。

    1. 「まんだ安いなら—げんこ(=三百五十)で」〈滑・膝栗毛・五〉

出典:青空文庫

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