出典:青空文庫
・・・当なる形式はいわゆるエッセーまた随筆の類であろうと思われる。 ・・・ 寺田寅彦「科学と文学」
・・・日常的に論じた彼の『エッセー』の中には、時に大げさな体系的哲学以上の・・・ 西田幾多郎「フランス哲学についての感想」
出典:gooニュース
<朝晴れエッセー>後悔
秋の日を背に浴びて花がら摘みをしていると、自由に使える時間がいっぱいある幸せに、心もほんわか温かくなります。そんなときは、ふと亡くなった母の言葉が、思いだされます。「ほんに、あんたは忙しい子じゃなー、今来た思うたら、もう帰るんじゃけえ!」。私は小さな婦人服のお店を経営していて、たまの休みにはいろいろ用事があり、実家へ行っても、ゆっくり母の話を聞く心の余裕も、時間もありませんでした
<朝晴れエッセー>ピアノ
ここ数年ピアノに触れたいと気にはなっていたが、小学生の頃は読めた音符が今は読めない。しかも全ての音が半音ずれて聞こえる。つまりドの音がドに聞こえないので気持ち悪くて仕方ないのだ。(年をとると同じような現象を経験する人もいるようだ)。比較的忙しくてピアノを習う暇もないのでそのままになっていた。特別な理由もなく、ある日、衝動的にピアノを買った。買って間もなく、全く予想していなかったことだが
<朝晴れエッセー>膝は痛いが
駅に向かうときに必ず利用する歩道橋。最近は痛む膝を気遣い上る階段は「1・2・3…」と自分を励ましながら数えながらが増えた。あるとき数えながら上がり下りると…「1・2・3…」「68!」。あら、私の年と同じことに気付いた。それ以後、あちこちの階段の数が気になりだし、数えながら階段を上り下りするようになった。職場の階段は18段、自分の進路を決めた年。駅のホームは26段、結婚
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