オフショアかいはつ【オフショア開発】
《offshore development》コンピューターシステムの開発・運用・保守・管理などを、人件費の安い海外の企業に委託すること。→分散開発
オフショアきんゆう【オフショア金融】
《offshore banking》国内市場と切り離した形の自由金融市場を拠点にして、国外からの外貨資金を有利な条件で取り込み、運用する国際金融業務。
オフショアしじょう【オフショア市場】
《offshore market》外国から資金を調達して他国へ融資するため、国内の金融・税制・為替管理上の規制を緩和ないし撤廃し、国内金融市場と切り離した形で運営される市場。一般的には源泉所得税は課されず、税制・金融政策上の制約が少ない。日本では、東京市場の国際化を図り、円の国際化を推進すべく、昭和61年(1986)に東京オフショア市場(JOM)が創設された。
オフショアせいさん【オフショア生産】
《offshore center》開発途上国などで、工業化の推進や外資の獲得などを目的として、税制上の優遇措置をとる地域に先進国の民間資本が工場を設け、本国および第三国市場向けに行う生産。域外生産。再輸出生産。
オフショアセンター
《offshore financial centerから》非居住者(国内に住所を持たない人など)に対して、その国の経済規模と不釣り合いな規模で金融サービスを提供する国や地域。国内の金融市場とは切り離され、制約の少ない自由な取引が認められている。英領バージン諸島・ケイマン諸島・バハマ・マルタ・バミューダ諸島・ジャージー島・マン島・ガーンジー島・モーリシャス・ジブラルタル・キプロスなど。オフショア金融センター。
オフショアファンド【offshore fund】
バハマ・バーミューダ・ルクセンブルクなど、外国企業に対し税制上の優遇措置をとっている租税回避地(タックスヘイブン)に登記上の本拠地を置き、各国の有利な株式市場で資産を運用する投資信託。
オフショアぎんこう【オフショア銀行】
非居住者(国内に住所を持たない人など)を対象とする銀行。海外から資金を集めて運用することを目的とし、金融取引にかかる税金を低率または非課税に設定している国や地域に設立される。オフショアバンク。
オフショアきんゆうセンター【オフショア金融センター】
⇒オフショアセンター
オフショアバンク【offshore bank】
⇒オフショア銀行