ノックアウト【knockout】
[名](スル) 1 ボクシングで、競技者がダウンし、規定の10秒間が過ぎても試合の再開ができないこと。相手の勝ちとなる。KO。「チャンピオンを—する」「—勝ち」 2 再起できないほどの打撃を相手に与える。「論敵の弱点を突いて、あっさり—する」 3 野球で、相手投手を打ち崩し、投手の交替を余儀なくさせること。「先発投手が四回で—された」 4 勝ち抜き戦。勝ち残り式の試合。「—方式」 5 ある遺伝子を欠損(あるいは変異)させて、機能しないようにすること。「—マウス」
ノックアウトマウス【knockout mouse】
ある遺伝子を欠損(あるいは変異)させて、機能しないようにしたマウス。疾病と遺伝子の関係や、ある酵素の欠損が生体にどのような影響を及ぼすか、またその酵素の欠損を生体がどのように補完するかなど、さまざまなメカニズムの研究に用いられている。遺伝子欠損マウス。→トランスジェニック動物
ノックオン【knock on】
1 ラグビーで、手や腕などの上半身(首から上を除く)にボールが当たってから前方へ落とすこと。反則とされ、相手ボールのスクラムになる。 2 原子核に高エネルギーの核子が衝突したとき、核内の核子の一部が核外へたたき出される現象。 3 高エネルギーの荷電粒子が原子や分子をイオン化することで、高速の二次電子がたたき出される現象。またこの二次電子をδ (デルタ) 線という。
ノックダウン【knockdown】
[名](スル) 1 ボクシングで、パンチを受けた競技者が、足の裏以外をマットにつけたり、ロープによりかかったり、体がリング外へ出たりした状態。10秒以内に競技に入らなければノックアウトになる。 2 「ノックダウン方式(KD)」「ノックダウン輸出」の略。
ノックダウンくみたて【ノックダウン組(み)立(て)】
⇒ノックダウン輸出
ノックダウンゆしゅつ【ノックダウン輸出】
部品のままで輸出し、現地で完成品に組み立てて販売する方式。KD輸出。
ノックバット
《(和)knock+bat》野球で、ノック用の細くて軽いバット。
ノックダウンほうしき【ノックダウン方式】
⇒ケー‐ディー(KD)
ノックアウトどうぶつ【ノックアウト動物】
ある遺伝子を欠損(あるいは変異)させて、機能しないようにした動物。遺伝子欠損が原因となる疾患モデル動物の作出に利用される。遺伝子欠損動物。→ノックアウトマウス
ノックバック【knock back】
ラグビーのラインアウトで、投げ入れられたボールを手または腕で自陣のゴールラインのほうに落とすこと。