ロシア連邦西部、ヤロスラブリ州の町。首都モスクワの北東約140キロメートル、プレシチェーボ湖南東岸に位置する。「黄金の環」と呼ばれるモスクワ北東近郊の観光都市の一つ。12世紀半ば、ユーリー=ドルゴルーキーが要塞を築き、14世紀初頭までペレスラブリ公国の首都が置かれた。13世紀にモンゴル帝国の侵略を受け、14世紀初頭にモスクワ公国に併合された。ピョートル1世が少年時代に自前のボートを艦隊と称して湖に浮かべて遊んだことから、のちのロシア海軍の発祥地とされる。ゴリツキー修道院やスパソプレオブラジェンスキー教会などの歴史的建造物があるほか、18世紀から19世紀にかけての古い街並みが残っている。